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第16回ショパン国際ピアノ・コンクール2010入賞者ガラ・コンサート



アシュケナージ、ポリーニ、アルゲリッチ、内田光子、ツィメルマン、ユンディ・リ、ブレハッチなどピアニストの世界で頂点に立つ才能を輩出してきたショパン国際ピアノ・コンクール。2010年秋に開催された第16回コンクールの入賞者たちが新春1月にガラ公演を開催。


出演

ユリアンナ・アヴデーエワ (第1位 ロシア)

ルーカス・ゲニューシャス (第2位 ロシア/リトアニア)

インゴルフ・ヴンダー (第2位 オーストリア)

ダニール・トリフォノフ (第3位 ロシア)

フランソワ・デュモン (第5位 フランス)

指揮:アントニ・ヴィット

ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団


日時・会場

■116日(日)仙台 東京エレクトロンホール宮城

問い合せ先:河北チケットセンター 022-211-1189

■118日(火)福岡 福岡シンフォニーホール

問い合せ先:アクロス福岡チケットセンター 092-725-9112

■119日(水)大阪 ザ・シンフォニーホール

問い合せ先:ABCチケットセンター 06-6453-6000

■122日(土)東京 Bunkamura オーチャードホール

問い合せ先:ジャパン・アーツぴあ 03-5237-7711

■123日(日)東京 Bunkamura オーチャードホール

問い合せ先:ジャパン・アーツぴあ 03-5237-7711

■124日(月)名古屋 愛知県芸術劇場コンサートホール

問い合せ先:中京テレビ事業 052-957-3333

■126日(水)札幌 札幌コンサートホールKitara

問い合せ先:オフィス・ワン 011-612-8696


曲目

ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調

ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調、他


出演者プロフィール

ユリアンナ・アヴデーエワ (第1位 ロシア) Yulianna Avdeeva

1985
73日モスクワ(ロシア)生まれ。
1990
年グネーシン音楽学校でエレーナ・イヴァノワの元でピアノを学び始めた。同アカデミーでウラディーミル・トロップの元で、また同時にチューリッヒ音楽演劇大学でコンスタンチン・シチェルバコフの元で学んでいる。06年ジュネーブ国際コンクールで最高位を獲得したほか多数のコンクールで優秀の成績を収めている。彼女はモスクワの主要ホールや、世界中で演奏活動を行っているほか、CDの録音や、ロシアのTVやラジオで収録を行っている。


ルーカス・ゲニューシャス (第2位 ロシア/リトアニア) Lukas Geniušas

1990
71日モスクワ(ロシア)生まれ。
モスクワ音楽院でヴェラ・ゴルノスタエヴァに師事。モスクワで行われたショパンコンクールなどで優秀な成績を収めている。07年にはスコットランド国際ピアノ・コンクールで2位に入賞。ソリストとしてバロックから現代音楽まで広いレパートリーを誇るほか、室内楽の分野でも活躍している。

インゴルフ・ヴンダー (第2位 オーストリア) Ingolf Wunder

1985
98日クランゲンフルト(オーストリア)生まれ。ウィーン音楽芸術大学を卒業、近年はアダム・ハラシエヴィッチに師事している。これまでにオーストリア、スペイン、アルゼンチン、ポーランドなどで演奏している。
2006
年にはポズナン大学のコンサートホールでアグニエスカ・ドゥッチマール指揮アマデウス室内オーケストラとショパンのピアノ協奏曲第1番を競演している。
これまでに、ベルリンのコンツェルトハウス、ウィーン楽友協会、チューリッヒのトーン・ハレなどにも登場している。

ダニール・トリフォノフ (第3位 ロシア) Daniil Trifonov

1991
35日ニジニ・ノヴゴロド(ロシア)生まれ。
モスクワのグネーシン音楽院、クリーヴランド音楽院でピアノと作曲を学ぶ。これまでに2006年に北京で行われたロシア国際ショパンコンクールで3位入賞、2008年にはサン・マリノ国際ピアノ・コンクールで第1位、モスクワで行われたスクリャービン国際コンクールで第5位など、数々のコンクールで優秀な成績を収めている。2009年にはカーネギーホールを含む北米、イタリア、ロシア、中国、イスラエルなどを演奏。様々なテレビ、ラジオの収録を行っている。

フランソワ・デュモン (第5位 フランス) François Dumont

1985
1019日リヨン(フランス)生まれ。
パリの国立高等音楽院でブルーノ・リグットに師事。07年のエリザベート国際コンクールなどで優秀な成績を収めたほか09年の浜松国際ピアノ・コンクールで4位に入賞。ヨーロッパ、アメリカで演奏活動を行っている。彼のCDはフランスでディアパソン・ドールに輝いている。



アントニ・ヴィット (指揮)
 20021月より、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団及び合唱団の常任指揮者兼芸術監督に就任。
  クラクウに生まれ、クラクフ音楽院でヘンリク・チッシのもとで指揮を、クシシュトフ・ペンデレツキのもとで作曲を学んだ後、パリにてナディア・ブーランジェに師事。1967年から69年には、ワルシャワ国立フィルでヴィトルト・ロヴィツキのアシスタントを務める。1971年、ベルリンでのカラヤン国際指揮者コンクールで2位となり、国際的な活躍の第一歩を踏み出した。その後、ポメラニアン・フィルハーモニー管弦楽団 (1974-77)、ポーランド放送クラクフ交響楽団・合唱団(1977-83)、ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団(WOSPR, 後に NOSPR:1983-2000)、グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団 (1987-92)、の音楽監督を歴任。彼の在任中に、オーケストラは芸術的に大きな成長を遂げ、全盛期を迎えたとされている。
  これまで、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、BBC交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィル、NHK交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルなどと共演。
  150タイトル以上のCD収録を、EMI、ポニー・キャニオン、ナクソス等のレーベルと行い、特に、シマノフスキ全集、プロコフィエフの全ピアノ協奏曲集では著名な賞を数多く受賞。2002年にはオリヴエ・メシアンによるトゥーランガリア交響曲の録音を行い、2002Midem Classicにてカンヌ・クラシカルアワードを受賞した。
  現代音楽の国際音楽祭「ワルシャワの秋」の最も優れた演奏に対し、ヴィットはオルフェウス批評家賞を受賞した(1984年と1996年の2回)。1998年には「傑出した芸術的な活動と、ポーランド音楽を国内外に広め、世界で何百万もの聴衆を獲得した功績」に対して、ポーランド・ラジオが「ダイアモンド・バトン(ダイヤモンドの指揮棒)」を表彰。2006年には、イタリアの大統領から、大十字勲章を授与された。

ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
 ポーランドで最も代表的なオーケストラで、首都ワルシャワを本拠地として活動している。創立は1901年、フィルハーモニー・ホールの柿落としと同時に、エミール・ムリナルスキの指揮、パデレフスキのピアノによって最初のコンサートが行われた。当時からオーケストラは高い評価を受け、グリーグ、クレンペラー、プロコフィエフ、ラフマニノフ、ラヴェル、R.シュトラウス、ストラヴィンスキー、アラウ、ホロヴィッツ、ケンプ、ルービンシュタイン、サラサーテなど一流の音楽家たちが客演した。
  第二次世界大戦中、ワルシャワ・フィルは本拠地のホールが完全に破壊され、71人いたメンバーのうち半数以上の39人が亡くなるという悲劇に見舞われ活動停止を余儀無くされた。
  しかしこうした時代を乗り越え、1950年音楽監督兼首席指揮者にヴィトルド・ロヴィツキが就任、飛躍的な発展を遂げ、世界でも第一級のオーケストラに成長した。1955年には新しいフィルハーモニック・ホールが再建、ワルシャワ・フィルはポーランドの「国立オーケストラ」の称号を与えられた。これは、オーケストラがこれまでの功績を認められ、ポーランド最高のオーケストラという地位を与えられた事を表している。
  その後、オーケストラはレパートリーを増やし、5年に一度開催される世界的コンクールである「ショパン国際ピアノ・コンクール」、ワルシャワの秋音楽祭はもちろんのこと、世界各地で120回以上のツアーを行っている。
 20021月からはアントニ・ヴィットがワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団・合唱団の総監督兼芸術監督に就任。最近ではストラヴィンスキー、メニューイン、デュトワ、マズア、ブルゴス、ミケランジェリ、リヒテル、アルゲリッチ、ムター、五嶋みどりなどのアーティストが客演している。
  レコーディングに関しても、ラジオ、テレビ放送のほか、国内外の映画音楽のためのレコーディングなどにも積極的に参加しており、グラミー賞(2008年/2009年)を受賞するなど多数の権威ある賞を受賞している。

(ジャパンアーツHPより)