【ミシェル・ダルベルト】
パリ生まれ。12歳からパリ国立高等音楽院のペルルミュテールのクラスで学ぶ。1975年クララ・ハスキル・ピアノ・コンクール、1978年リーズ国際ピアノ・コンクールで優勝。
これまでに、パリ管弦楽団、フランス国立管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン・フィル、スイス・ロマンド管弦楽団、ウィーン交響楽団、(旧)ケルン放送交響楽団等の一流オーケストラ、指揮者ではサー・コリン・デイヴィス、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、クルト・マズア、レナード・スラトキン、エリアフ・インバル、シャルル・デュトワ、ユーリ・テミルカーノフと共演。またルツェルン、エクサン・プロヴァンス、エディンバラなど、数多くの著名音楽祭に客演している。
シューベルト、モーツァルトの解釈には定評があり、リスト、ドビュッシー、フォーレ、ラヴェルの演奏も高く評価されている。レコーディングでは、DENONに録音したシューベルトのピアノ作品全集の14枚組のCDをはじめ、グリーグやシューマンのピアノ協奏曲、フォーレの歌曲集などリリース多数。近年は、ヴォーグ・レーベルより「プレイズ・リスト、スクリャービン」をリリースしたほか、ルノー・カプソン、エベーヌ・カルテット他と録音したフォーレの室内楽全集の5枚組CDが好評を博す。また、2015年にはアパルテ・レーベルより「ドビュッシー:ピアノ作品集」がリリースされ、今後もフランス作品のレコーディングが予定されている。
室内楽奏者としても、ヘンリク・シェリング、ニキタ・マガロフ、ボリス・ベルキン、ドミトリ・シトコヴェツキー、リン・ハレル、トルルス・モルク、ルノー・カプソン、ゴーティエ・カプソン、ニコライ・ズナイダー、ユーリ・バシュメット、アンリ・ドマルケット等と共演している。
1991~2009年クララ・ハスキル・ピアノ・コンクールの審査委員長を務め、現在は理事。また、2011年からはパリ音楽院で教鞭をとり、教授として後進の指導にあたっている。1996年、フランス政府から国家功労勲章を授与された。
(パシフィックコンサートマネジメントHPより)
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