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 ピアニストになるには


  ここでいうピアニストとは、クラシックのジャンルにおいて、ピアノの演奏やピアノ教育などで生活の糧を得ている人とします。これにはピアノのソリストや伴奏ピアニスト、音楽学校や大学でピアノ演奏法の教授をしている教育家兼ピアニストなども含まれますが、ここではコンサート・ピアニストとして、演奏だけで生活できるピアニストになるには、と仮定します。

 そうしたピアニストは例外なく、幼少の頃からさまざまな音楽教育と、ピアノ演奏のレッスンを受けてきています。そして音楽大学などに進学して研鑽を積み、その多くは海外留学を経験し、様々なピアノ・コンクールに優勝や入賞をして、知名度とその活動の場を拡げていきます。特にクラシックの場合、競争は激烈でピアニストとして演奏だけで生活できる人はそれを希望する人のごく一部です。また、そのなかで歴史に名をとどめる名ピアニストとなると、数はいっそう少なくなります。

 ピアニストとして世に出て活躍していくには数多くあるコンクールの中でも、レヴェルが高いといわれているコンクールに優勝することが必須です。具体的には、ショパン国際ピアノ・コンクール、チャイコフスキー国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクール、ロン=ティボー国際コンクール、ミュンヘン国際音楽コンクール、ジュネーヴ国際音楽コンクール、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール等々・・。

 このようなコンクールへの参加者にはすでにプロとして演奏活動を行っている人が数多くいることもあり、レベルが非常に高く、優勝者だけでなく入賞者にも注目が集まることもしばしばです。これらのコンクールの中には優勝すると、賞金以外にさまざまな特典があるものもあります。(演奏会が約束される。オーケストラとの共演が約束される等々)。そして音楽事務所からマネージメントの依頼があったり、レコード会社からの録音や、テレビやラジオから出演依頼が来ます。

 中でも4年に1度しか開催されないショパン国際ピアノコンクール(ポーランド)はその最たるもので、コンクールに優勝や入賞すると、いままで無名なピアニストからいきなり、超メジャーな存在として認められ、コンサートピアニストとして華やかな活動が始まります。