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 グランドピアノとアップライトピアノの違い


 グランドピアノは弦が水平に張られているコンサートホール等で使用される大型のピアノです。アップライトピアノは縦型で狭いスペースへの設置が可能なように、弦を垂直に張り、奥行きを小さくした形のピアノです。
歴史的にはグランドピアノが先に誕生し、後にピアノが家庭に普及するにつれて、大きさや音量、価格などを考慮した普及型のピアノとしてアップライトピアノが作られるようになってきました。

 グランドピアノとアップライトピアノでは形状の違いから様々な点が違います。グランドピアノはハンマーが弦の下から叩く構造になっているため、ハンマーが戻りやすくトリルなどの素早い連打がスムーズです。一方、アップライトは弦を横から叩く構造で、ハンマーが戻るにはスプリングの力を借りらなければならないため、素早い連打に限界があります。あるメーカーの実験では、グランドピアノが1秒間に15回前後の連打が可能なのに対し、アップライトピアノはその半分程度の能力しか無いとの報告があります。

 また、タッチ(弾きやすさ)にも大きな違いがあります。アップライトピアノは、押さえた鍵盤を完全に元の位置まで戻さないと、次の音が出せないの対して、グランドピアノでは半分少し戻すだけで次の打鍵が可能です。そのためグランドピアノの方が指の動きが的確にアクションに伝わり、すっきりした感じのタッチとなります。その他、弦の長さの違いからもグランドピアノは音に深みがあり、音色も豊かになり表現方法に広がりがでます。

 大きさは、グランドピアノは奥行きが150cm〜300cm、重量が250〜 500kgと家庭用かコンサートホール用かによってかなり幅があります。一方アップライトピアノは一般に高さが110cm〜131cm、重量が200〜 250kg程度です。

 以上から、大きく分けてグランドピアノは演奏会用、音大受験を目指す方や、本格的にピアノを極めたいと考えている方に、それに対してアップライトピアノは練習用、趣味でピアノを習われる方のピアノといってもいいでしょう。