世界には数多くのピアノメーカーがあります。ここでは、アメリカのBrookside Press社による「2007-2008 Annual Supplement to THE PIANO BOOK」に記載されたピアノブランドのレーティング表を参考にピアノメーカーを紹介します。THE
PIANO BOOKではグループ1からグループ4までピアノがランク付けされています。
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■グループ1(Highest Quality)
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スタインウェイ(Steinway & Sons) ドイツ |
多くの演奏家が憧れる世界一のトップ・ブランドピアノ。著名なコンサートホールには殆ど常設されている。俗に「神々の楽器」として知られている。 |
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ベーゼンドルファー(Bosendorfer) オーストリア
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スタインウェイ、ベヒシュタインと並んで世界三大ピアノの一つに数えられている名器ピアノ。ショパン国際ピアノコンクールの公式ピアノの一つでもあった。(現在ははずされている)
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ベヒシュタイン(Bechstein) ドイツ
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「ピアノのストラディバリウス」と呼ばれるほどの名器で、ベヒシュタインピアノの特徴は、その音色の透明感と重厚な響きで、演奏者のイメージが的確に表現できることと言われている。
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ザウター(Sauter) ドイツ
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1819年に創設されたピアノメーカー。ザウターの音色は「南ドイツの輝く音」と称され、南ドイツ・ウィーン派の特徴である明るく軽やかな音を出すために数々の工夫が施されている。
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ブリュートナー(Bluethner) ドイツ |
旧東ドイツのピアノメーカー。かつてはスタインウェイと並ぶメーカーであった。高音部にアリコート(共鳴弦)と呼ばれる打弦されない4本目の弦が張られている。これにより豊かで純度の高い高音が実現している。 |
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■グループ2(High-performance)
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エストニア(Estonia)
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スタインブルグ(Steinberg)ドイツ
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ヤマハ(YAMAHA)
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誰でもご存知のピアノ日本一のメーカー。エントリーモデルのYUシリーズから超高級モデルまで幅広く製造している。
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ボールドウィン(Baldwin)アメリカ
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豊かな音質で、弾きやすい良く鳴るピアノ。1900年のパリ博覧会ではグランプリを受賞し、1920年代にはアメリカの有名なメーカーとなった。
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ペトロフ(Petrof)チェコ
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■グループ3(Better quality)
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ボストン(Boston)
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スタインウェイ社の第2ブランド。スタインウェイは、生産台数が少なく高価なため、量産ピアノに近い価格帯の普及型ピアノとしてOEM生産されている。
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カワイ(Kawai)
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日本の2大メーカーの一つ。Kシリーズという一般的なアップライトモデルもあれば、クリスタルグランドという透明ボディの変わり種も。
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ペルツィーナ(Perzina)
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スタインウェイと一緒に、映画「戦場のピアニスト」のワンシーンで使用され一躍有名になった。その素晴らしい音質からヨーロッパを中心に愛用されている。価格も比較的安価。
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ヤンチャン(Young Chang)
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エセックス(Essex)
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スタインウェイの第3ブランド。スタインウェイやボストンよりも安い価格帯を求める顧客向けのピアノ。グランドピアノは韓国で、EGP-155シリーズは中国で製造されている。
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■グループ4(Medium quality)
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ノルディスカ(Nordiska)
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ウェインバッハ(Weinbach)
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ファルコーネ(Falcone)
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ハレット(Hallet, Davis)など多数
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