「小さい頃からピアノを習うと頭が良くなる」といった話しを聞いたことがあります。たしか明石家さんまさん司会の番組の中で、脳科学の先生がおっしゃっていましたが、これはかなり根拠のある説のようです。

　その理由は「手を使う」ということは脳に刺激を与えることになるからだそうです。右手の動きは、記憶力と語学力をつかさどる左脳を刺激し、左手の動きは、創造力と空想力を司る右脳を刺激しますので、両手の指を駆使するピアノ演奏はその点とても良いのです。また、手には内臓のさまざまな器官と関係の深いツボが集中していますが、そのツボが刺激され、健康にも、情緒の安定にも効果があるということです。

　ピアノ演奏では、楽譜を読む作業、それを指の動きに置き換える作業、さらにその中で感情表現もする、そしてすべてを暗記する、というピアノ演奏の一連の作業は、脳に多くの刺激を与えるので「頭が良くなる」とか「ボケない」ための最適な訓練になるわけです。

合わせて、ピアノ演奏はエネルギーを使うために新陳代謝も良くなり、姿勢も良くなります。こんなにいいこと尽くめのピアノ演奏に皆さんもチャレンジしてみませんか。