合唱・コーラスの豆知識、合唱・コーラス関連の話題が満載。
 Home   
     
合唱・コーラス あれこれ
 

全国合唱団リンク
全国の合唱団リンク集
(都道府県別)

合唱関連リンク









 


合唱・コーラス豆知識 




カンニングブレスのコツ

 ブレスとは息つぎのことで、楽譜上には(V)の記号で示されています。ブレス記号が示されていなくても、通常ブレスする場所は「フレーズの終わり」や「言葉の切れ目」で行うのが普通です。

 しかし、実際には全音符が何小節も続いたり、ゆっくりしたテンポの曲を歌っていると、どうしても息が足りなくなることがあります。そんな時はブレスするしかないのですが、正々堂々とするわけにはいきませんから、いかに音楽のフレーズを壊さないようにこっそり息を吸うことになります。この「こっそり息を吸う」ことを「カンニングブレス」と呼ばれています。


 それでは、人に知られないように「こっそり息を吸う」にはどんな方法があるのでしょうか。合唱の場合は一人で歌うわけではないので、周囲の人の呼吸を感じながら、ブレスの位置が重ならないようにして、音楽の流れが途切れないようにすることが肝心ですが、おもしろいもので、自分がブレスしたくなる場所は他の人もブレスしたくなるところであることが多く、「そこはブレスをしないで」と指示されていることもあります。

上手なカンニングブレスの方法は

1.完全にブレスしようとするのではなく「ほんのちょっと息を継ぎ足す」つもりで必要最小限の量だけ吸う。

2.皆がブレスしたくなる少し手前の部分で、しかも言葉や音が続いているところなどのところで意識的にブレスをする。「人と違うところでする」。

3.「何が何でもすべての音を歌おう」と思わないようにする。場合によってはブレスした小節の残りの音は歌わない。

 隣の人の声を聴き、「あの人はここでカンニングブレスしているから自分はこっちでしよう」「あの人はここで頑張ってるから、自分はこっちで頑張ろう」というように、うまく役割分担のような形がとれれば全体としてのハーモニーがより美しくなります。上手くなると隣の人と「あうんの呼吸」がとれるようになり、そのこと自体が歌う喜びを倍増させてくれます。






サイトマップ | サイトについて | リンク集 | メール
クラシック音楽情報 | ザ・オーケストラ | リサイタルの開き方 | 吹奏楽・ブラスあれこれ | ピアノ発表会のヒントあれこれ
Photo by m-style.  Base template by WEB MAGIC.   Copyright(c)2008  合唱・コーラスあれこれ All rights reserved.