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クラリネットの歴史

 クラリネットの原型は、リコーダーのような縦型の笛で、「シャリュモー」という葦で出来た民族楽器で、クラリネットと同じ1枚のリードを使用して音を出す楽器でした。シャリュモーは今のクラリネットのようなたくさんのキーやホールがなかったために、ごく狭い音域であったといわれています。

 キーがなかった「シャリュモー」にキーを取り付けてその数を増やし、音域の狭さを改善し、現在のクラリネットの基礎となる楽器を作ったのはドイツでリコーダーやフルートなどの楽器制作を行っていたデンナーでした。

 デンナーがシャリュモーキーを設けたことで、音域はぐんと広がり、かなり高音まで出せるようになりました。この音が、高音トランペットである「クラリーノ」という楽器に音色が似ていたために「クラリネット」と名付けられました。

 その後クラリネットが大いに発達したのは19世紀初めにドイツ人のミュラーがキーが13個付いたクラリネットを発明してからのことです。これは「ミュラー式クラリネット」とよばれ、のちに誕生する「エーラー式クラリネット」の基礎となりました。今もドイツ周辺で使用されており、温かみとすこし暗めで艶やかな音色を持つクラリネットです。みなさんよくご存じのベルリン・フィルやウィーン・フィルでは全員エーラー式のクラリネットを使っています。

 一方フランスではクラリネット奏者であり音楽院の教授でもあったクローゼと、のちにクラリネットの有名メーカーとなるビュッフェ・クランポンの楽器製作者ビュッフェの二人がフルートの「ベーム式」をクラリネットに取り入れた改良をしました。それにより、ミュラー式では困難だった運指のスムーズさや、移調への対応などが可能なり、現在、一般的に使用されているクラリネットのほぼ完成形が出来ました。

 

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