【ホルンのクラシック名曲】
モーツァルト:ホルン協奏曲第1番 ニ長調
K.412
モーツァルトは生涯に4曲のホルン協奏曲を書き残していまが、すべて彼の年上の友人であるホルンの名手であったロイドゲープのために作曲しています。4曲ともホルン奏者にとってはかけがえのない曲になっています。
このホルン協奏曲第1番はホルン協奏曲第3番とともに大変人気があり、小学校の音楽鑑賞教材にもなっています。また、「いきなり!黄金伝説」のBGMとしても使われています。
モーツァルト:ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K.417
モーツァルトの4つのホルン協奏曲はバルブのないナチュラルホルンのために作曲されています。そのため音階や半音階は、ハンドストッピング(右手の操作)を行なうため、音色のムラが生じるため、「ハンドストッピングによる音色のムラを生かして作曲されている」と言われています。
モーツァルト:ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447
モーツァルト:ホルン協奏曲の中でもこの3番変ホ長調K.447が、最もポピュラーで、古今東西のホルン協奏曲の中でも最高傑作とも言われています。4曲ともホルン奏者にとってはかけがえのない曲になっています。
モーツァルト:ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495
ホルン協奏曲第4番はホルン協奏曲の最後の作品として、1786年、「フィガロの結婚」の2ヵ月後に作曲されました。4曲の中でも一番堂々とした協奏曲で、半音奏法を中心に、当時のホルンとしてはかなり高度な演奏巧技が要求される曲となっています。
リヒャルト・シュトラウス:ホルン協奏曲第1番
リヒャルト・シュトラウスのお父さんは名ホルン奏者だったそうで、その影響もあり若い頃から、ホルンを用いた作品をいくつか残しています。協奏曲は2曲ありますが、その第1番は古今のホルン協奏曲の中でも、モーツァルトに次いで演奏頻度の高い曲の一つです。全体に爽快感があり自然の雄大さを思わせる名曲です。
シューマン:4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック
冒頭の4本のホルンで始まるファンファーレは特に印象的です。難曲といわれていますが4本のホルン奏者という演奏効果に加えて、ダイナミックで明るい曲調が支持され演奏会では取り上げられることも多いようです。特に終楽章の前半、楽器の最高音を響かせる瞬間のホルンは聴きものです。ホルン奏者にとっては重要なレパートリーの一つになっています。
ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 作品40
ホルン、ピアノ、ヴァイオリンのための三重奏曲です。ブラームスは多くの室内楽曲を作曲していますが、ホルンを使用した室内楽曲はこの作品のみです。
全4楽章で構成され、バロック時代の教会ソナタを思わせる楽章配置で、ソナタ形式は終楽章のみ用いられていることも特徴です。演奏時間は約30分。
ウェーバー:ホルンと管弦楽のための小協奏曲
ヴァルヴ・ホルンが広まる以前に書かれた作品で、独奏楽器としてのナチュラル・ホルンの魅力が十分に引き出されている名曲です。
とくにこの曲における最大の聴きものはカデンツァで、トリルや、のどを震わせて、のどと楽器の2箇所から音を出す重音が要求される難曲です。
【ホルンが活躍するクラシックの名曲】
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ホルスト:組曲「惑星」より”木星”
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「狩り」
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
ヘンデル:組曲「水上の音楽」より”第1組曲”
ウェーバー:狩人の合唱
【ホルンで吹いてみたいクラシックの名曲】
プッチーニ:誰も寝てはならぬ
ヘンデル:私を泣かせてください
バッハ:G線上のアリア
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
フォーレ:夢のあとに
シューベルト:アヴェ・マリア
【ホルンで吹いてみたいポピュラーのヒット曲】
糸
愛の讃歌
花は咲く
アメイジング・グレイス
美女と野獣
いつか王子様が
星に願いを
ムーンライト・セレナーデ
虹の彼方に
オール・オブ・ミー
リカード・ボサノヴァ
黒いオルフェ
ウェーブ
スウィート・メモリーズ
枯葉
我が心のジョージア
酒とバラの日々
A列車で行こう
【ホルンで吹いてみたいジブリのヒット曲】
君をのせて / 「天空の城ラピュタ」より
人生のメリーゴーランド / 「ハウルの動く城」より
さよならの夏 / 「コクリコ坂から」より
ひこうき雲 / 「風立ちぬ」より
海の見える街 / 「魔女の宅急便」より
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