オーケストラで使われる楽器の中では値段は一番安い。その理由は本体材料がすこぶる安いためです。価格は加工に使う材料の価格に応じて、同じモデルなら、ラッカー仕上げ、銀メッキ仕上げ、金メッキ仕上げの順に値段が高くなりますが、それとて弦楽器や木管楽器に比べれば全然安い。では高級品は何が違うのか、一番の違いは製作に要する人件費で違ってきます。
初心者モデルなら2万円前後、本格的に続けるにしても20万から30万円程度出せば、優れたモデルが多いのがトランペットのいいところです。ただドイツのオケ等で良く使われるロータリートランペットは30万〜70万位します。ただし、金管楽器は寿命が短かく、毎日3時間も練習していれば4〜5年たつと音にシンが無くなってしまい、音の塊がベルの先から飛んで行かなくなるので買い替えが必要になるということです。