|
ナルコレプシーの治療 |
|
ナルコレプシーの治療は基本的には、生活指導、薬物療法が主流になります。
生活指導
生活指導は、睡眠記録表に24時間の睡眠、覚醒状況を記録し、医師が規則正しい生活をするようにアドバイスをします。規則正しい生活、ことに夜間の十分な睡眠時間を確保することは、症状の軽減には不可欠です。
また、不規則な生活は日中の眠気や睡眠障害を悪化させてしまいます。できるのであれば日中の昼休みなどに短時間に目をつむり、計画的に昼寝をすれば眠気は軽くなります。
薬物療法
薬物療法には精神刺激薬を用います。よく使われるのはメチルフェニデート(リタニン)という薬です。この薬は作用時間が短いため(早く代謝され体外に排泄される)、朝と昼の2回服用する必要があります。
また、ペモリン(ベタナミン)という、やや作用時間が長い薬も使われます。このなかでよく使われているのは、クロミプラミン(アナフラニール)、イミプラン(トフラニール)などの抗うつ薬です。
今のところナルコレプシーを完治治療する方法は見つかっていません。しかしナルコレプシーの薬を飲めば症状は抑えられます。
薬を飲み続けているうちに症状がだんだんと軽くなっていくケースが多いので、諦めずに気長に薬を飲み続けることが大切です。
日常の生活では、休み時間に20分くらいの昼寝をとる習慣をつけることが大切です。 |
|
|
|
|
|