モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調K.488

ピアノ協奏曲第23番K.488は第24番ハ短調K.491とともに、1786年に3回開かれたモーツァルトの予約音楽会のために作曲されました。傑作揃いのモーツァルトの後期のピアノ協奏曲の中でも特に純粋な美しさを持っています。流麗な華やかさと繊細な美しさがモーツァルトの天才性を証明するような素晴らしい作品です。

モーツァルトのピアノ協奏曲の第2楽章には名作が多いのですが、このつぶやくようなピアノ・ソロで始まるアダージォの第2楽章も、哀しみのオーラに包まれたような、透き通った美しさで満ち溢れています。
この楽章は、嬰ヘ短調というモーツァルトにとってはとても珍しい調性で書かれており、モーツァルトの緩徐楽章の中でも特に気品と悲しみにあふれた印象的な楽章になっています。

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番

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