ショパン:ノクターン第8番 変ニ長調 作品27-2

ショパンは全部で21曲のノクターンを残しています。「ノクターン」は邦語で「夜想曲」と訳されています。左手のアルペジオの伴奏にのって、右手が甘美で感傷的な旋律を歌うノクターンは、ショパンのピアノの詩人としての一面が最もよく現れたものと言えるでしょう。

このノクターン第8番はノクターン第2番、ノクターン第5番とともにショパンのノクターンの中では最もよく知られています。ノクターン第8番は1835年、ショパン25歳の時に作曲され、テレーズ・ダボニー伯爵夫人に捧げられています。たいへん美しい曲想でしばしば「貴婦人のノクターン」と呼ばれています。

ショパンのノクターンの極致とでもいうべき作品で、魅惑的な旋律、精微な装飾音、仕上げの完全さにおいて非常に充実した作品で、最高傑作の一つに数えられています。そっと語りかけるように始まる夢見心地の旋律は一瞬にして聴く人を虜にしてしまいます。

ショパン:ノクターン第8番 変ニ長調 作品27-2

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