ショパン:幻想ポロネーズ

幻想ポロネーズは、正式にはポロネーズ第7番 変イ長調 作品61であり、7曲あるポロネーズの中では第3番「軍隊ポロネーズ」、第5番、第6番「英雄ポロネーズ」と並びよく演奏される機会が多い、ショパンの晩年の傑作の一つです。

この曲が作曲された1845年から46年頃は、ショパンは病状が悪化していただけでなく、ジョルジュ・サンドとの仲も決裂寸前の状態だったと言われています。そうした精神的に不安定なショパンの内面の暗さがこの作品に反映されているようです。

曲はポロネーズという名前はついていますが、ショパンはこの曲の題を「幻想」としており、ポロネーズとしてではなく幻想曲として作曲していました。自由な形式で即興的に音楽が広がっていくかのように聴こえる作品で、ピアノ独奏曲としては最期の大曲です。

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