「舟歌 嬰へ長調 作品60」は、1846年に作曲されたショパン晩年期の作品の中でも最高傑作の一つです。シュトックハウゼン男爵夫人に献呈されました。
舟歌(バルカロール)はヴェネツィアのゴンドラ漕ぎの歌に由来し、通常2拍子系の8分の6拍子で書かれますが、ショパンはより優雅な演出のための、4拍子系の8分の12拍子(揺りかごのリズム)を用いてノクターン風で作曲しています。
陽光を受けて輝く水面にゴンドラがゆらゆらと揺れているような風景が目に浮かんできます。
ショパン:舟歌 嬰へ長調
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ルービンシュタイン