ドビュッシー:版画

クロード・ドビュッシーの「版画」は、1903年に完成されたピアノ曲集です。ドビュッシーの「映像」とともに印象主義音楽のピアノ曲の書法を確立した作品と言われています。

「版画」はオリエント、スペイン、フランスから題材をとった3曲から構成されています。実際にドビュッシーは東洋にもスペインにも行ったことがなかったため、「想像でうめあわせをするしかありません」と手紙に書いています。

塔(パゴダ)
繰り返される東洋的な五音音階がジャワのガムラン音楽の雰囲気を持ち、アジアを連想させる。
グラナダの夕べ
ハバネラのリズムとギターの響きで古都グラナダを描いている。
雨の庭
2つの古いフランス民謡を主題に取り入れている。ドビュッシーの母国フランスの庭園に篠突く雨が描写されている。単独で演奏される機会も多い。

ドビュッシー:版画より”雨の庭”

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