「子供の情景」作品15は、シューマンの作曲したピアノ曲の代表作のひとつです。特にこの第1曲 「見知らぬ国の人びと」は第7曲「トロイメライ」に次いでよく知られています。
この「見知らぬ国の人びと」は13曲のピアノの小曲からなる「子供の情景」の第1曲に入っています。シューマンは子供のためのピアノ曲を数多く作曲していますが、この「子供の情景」は作曲者本人が「子供心を描いた、大人のための作品」であると語っています。
「見知らぬ国の人びと」は、行ったことのない国のお話しに耳を傾ける子どもの異国への憧れが幻想的に描かれている。そんな情景が浮かんでくるような美しい曲です。演奏は技術的にも、さほど難しいところはなく、かなり容易に弾くことが出来るために、ピアノの発表会などで弾かれることも多い曲です。
「子供の情景」より第1曲 “見知らぬ国の人びと”
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