統合失調症


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総合失調症Q&A
 
 病院に行きたがらないのですが・・
 治療はどのように行われますか
 精神科リハビリテーションとは
 どこに相談すればいいのですか
 統合失調症は治りますか
 統合失調症は遺伝しますか
 両親の育て方が影響するのですか
 家族の心構えを教えて下さい
 回復のイメージを持って接しましょう
 


病院に行きたがらないのですが・・
 統合失調症の人は、病院に行きたがらないことがよくあります。自分が病気であること受け入れないことが多く、病院にいって治療した方がよいと家族が説明しても、本人がそれを理解して納得することが難しいといえます。

 まず、本人の気持ちをよく理解して、現在の生活と今後のことについて、本人が自分の問題として考えられるように話し合うのが良いでしょう。その上で、保健所の精神保健相談を訪ねてみるとよいでしょう。

 


治療はどのように行われますか

 統合失調症の治療は抗精神病薬と精神科リハビリテーションによる治療が基本になります。抗精神病薬は脳内で過剰になっている神経伝達物質の働きを調整して症状を改善していきます。

 
薬による治療では症状がよくなってきたからといって、自分の判断で勝手に薬を減らしたり、服薬を中断するのは危険です。また、服薬中断の理由の多くに、薬の副作用が挙げられますが、副作用への対処法は十分研究されていますから、薬の切り替えなどを医師と相談しながら服薬を継続することが大切です。治療の方法には個人差があり、回復の仕方も人によって異なります。

 
薬による治療に併せて、十分に休養をとることも大切です。十分な休養をとって心身の元気を取り戻し、症状も安定してコントロールできるようになればリハビリテーションを行っていきます。本人の社会生活感覚を取り戻すために、さまざまな社会復帰のプログラムや支援施設があります。



精神科リハビリテーションとは

 精神科リハビリテーションとは、人の集まるところで感じるストレスにうまく反応できる力を身につけ、仕事に生かせる技術や人との接し方などを学ぶことができ、スムーズに安定した生活を送れるように手助けをするものです。

 人によって症状も性格も違いますので、どのようなリハビリテーションを利用するかについては、医師や精神保健福祉士、作業療法士、保健師などに相談しましょう。




どこに相談すればいいのですか

 精神科病院、総合病院の精神科、精神科クリニックなどには、統合失調症をはじめとした専門的な知識を持ち、生活をサポートする医師、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士などがおり、この病気に関する詳しい説明と家族の心のケアを行う、家族教育というものを行っていますので相談するのをお勧めします。

 
病院に行くのに抵抗を感じる人は、地域の精神保健福祉センターや保健所に行かれる方法もあります。また、ご家族が悩んでいる問題について、積極的に取り組んでいる家族会が全国各地にありますので、一度訪ねてみるのもよいでしょう。



統合失調症は治りますか

 統合失調症は薬を使った治療や、精神科リハビリテーションを受けることによって、症状が現れなくなることはできますが、完全に治ることは難しい病気といえます。ただ、薬により症状を軽減することができますので、仕事や学校に通うといった普通の家庭生活を送ることもできます。

 
しかし、薬によって症状が治まり、一見治ったようにみえても、薬をやめてしまうと再発する可能性が高くなります。再発を繰り返すと症状が重くなり、回復にも時間がかかるようになります。早く治療を始めればその後の経過もよいことがわかっていますので、何かおかしいと感じたらすぐに病院を受診するようにしてください。



統合失調症は遺伝しますか
 親族の中に統合失調症の患者がいると、必ず発病するわけではありませんが、この病気はやや起こりやすくなるといわれています。両親か兄弟の誰か1人に統合失調症の人がいる場合、この病気になる確率は10パーセント程度といわれています。

 最近、統合失調症に関係があると思われる遺伝子がいくつか確認されたとの報告もありますが、発病には環境やストレスなど他にも要因がいくつもあると考えられており、単純に遺伝だけの問題ではありません。




両親の育て方が影響するのですか
統合失調症は脳内の情報を伝える情報伝達物質のバランスがくずれておこる病気です。育て方だけが原因となることはなく、色々な要因が複雑に絡み合って起こる病気です。育て方が悪かったからといって家族が自分を責め責めたり、ご本人の将来を悲観する必要はありません。

 しかし、発病してからの経過には、家族との関係が大きく影響してくることがわかっています。より良く病気を回復させ再発しないようにするためにも、家族が患者さんのことや病気のことを十分に理解して協力してあげることが大切です。




家族の心構えを教えて下さい
 どんなに精神症状が激しくても、患者さんが本来もっているその人らしさが完全に失われてしまったわけではありません。統合失調症に限らず、病気になって思うように生きられないと、本人は自信をなくしてしまいがちです。 家族は症状に振り回されることなく、その人の本来の良いところやご本人らしさを発見してあげましょう。

 回復を妨げている症状をできるだけ取り除いてあげることが、ご本人自身の悩みや苦しみを減らすことになります。さまざまな症状に苦しむご本人の気持ちをまずはそのまま聞いてあげること、そして苦しみを取り除くよい治療方法があることをわかりやすく優しく説明してあげましょう。 患者さんの心の幅を少しずつ広げていくことを通じて、本人らしさをとりもどしていく過程を支ささえてあげることが大切です。



回復のイメージを持って接しましょう
 患者さんにとって、病気の辛い症状をコントロールしたり、おりあいをつけられるようになることが、病気の苦しみを減らす第一歩ですが、それには家族の接し方が大きな影響を与えます。希望を持って、目の前の小さな目標を一つ一つ達成することを目指しましょう。

 自信回復のため、できることから家庭や社会の中で役割をもたせてあげましょう。病気の症状や正しい治療法を理解し、回復に向けたイメージを持つようにしましょう。回復に向けたイメージを持つことは、家族だけでなくご本人にとっても大切なことです。回復のイメージを持って伴走する気持ちで接してみましょう。


 





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