フランスの作曲家エリック・サティがパリ音楽院在学中に作曲したピアノ小品です。第1番から第3番までの3曲で構成されていますが、特に、この第1番がサティの代表的作品として、タイトルとともに知られるようになりました。
ジムノペディとは古代ギリシアのアポロンやバッカスなどの神々を踊り讃えるお祭典に由来しています。この第1番は3/4拍子のゆったりとしたテンポで、簡潔ながらとてもユニークなメロディラインを持つ不思議な魅力を秘めた作品です。
日本では1975年に開館した西武美術館において、それまでタブーとされていた美術館内での環境音楽として使用され、この曲が多くに認知されるようになりました。
また、この曲には気分を落ち着かせる効果もあるとされ、例えば、病院における血圧測定中に心身の緊張をほぐすBGMとして流されていたり、精神科などでは心理療法の治療の一環として使用されることもあります。
エリック・サティ:ジムノペディ 第1番
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