「夜のガスパール」は、フランスのルイ・ベルトランによる同名の詩集を題材にして、1908年に作曲されたラヴェルのピアノ曲。
ラヴェルはベルトランの詩集から「オンディーヌ」、「スカルボ」、「絞首台」の3つの詩を選び、これらをイメージした3曲のピアノ曲を作曲しました。ちなみにガスパールとは悪魔のこと。
第1曲の「オンディーヌ」は、細かく刻まれた右手の連打の響きの中に、優雅で幻想的なメロディーが浮びます。詩の内容から夢幻性、夜の怪奇な雰囲気をピアノで表現した、大変難度の高い曲といわれています。
詩は、水の精オンディーヌが窓のしずくとなって現れ、結婚をして湖の王になってくれと愛を告白しますが、男がそれを断ると、オンディーヌは恨み、涙を流し、大声で笑うと、水滴の中に消えてしまった・・・。という内容になっています。
ラヴェル:「夜のガスパール」より”オンディーヌ”
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ラヴェル:夜のガスパール、ソナティナ、高雅で感傷的なワルツ