このピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57は第21番の「ヴァルトシュタイン」、第26番の「告別」と並んでベートーヴェンの中期ピアノ・ソナタを代表する作品とされ、また第8番「悲愴」、第14番「月光」と並んで、ベートーヴェンの三大ピアノ・ソナタとされています。
燃えるような激しい感情と寸分の隙もない音楽的構成から、ベートーヴェンの作品の最高傑作の中のひとつに数えられ最も重要な作品のひとつとされています。
「熱情」(アパッショナータ)というタイトルは、ハンブルクの出版社クランツの命名によるものですが、このソナタの持つ情熱的な苦悩は、このタイトルなくしても容易に想像できましょう。
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」より第3楽章
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