ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31

「スケルツォ」はイタリア語で「冗談」を意味し、陽気で速いテンポの3拍子のおどけた小規模な曲を指しています。ショパンはこの「スケルツォ」をピアノ・ソナタに用いるだけでなく、更に発展させて、極めて重く深刻な情緒を持った音楽に仕立て上げました。

ショパンは生涯で4曲のスケルツォを作曲しましたが、中でもこの第2番は最も有名で、優雅さやロマン的な転調などで人気が高い作品です。

曲は、変ロ短調の印象的な激しい和音の交錯で始まり、その後、変ニ長調に転じ、アルペジオの伴奏に乗って、美しく流れるような甘美な旋律を奏でます。全曲にわたる華麗なアルペジオや華やかな難技巧、美しい転調の中にショパンの深刻な情緒が凝縮されている作品です。

ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31

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