バラードとは、元来は声楽曲に用いられた形式の1つで、一般には「譚詩曲」と訳されています。ショパンは生涯で4曲のバラードを作曲しました。バラードは基本的に3拍子系で、4曲ともに極めてドラマティックでショパンの傑作に数えられる作品です。
このバラード第1番は、パリ滞在中の1831年から1835年に作曲され、シュトックハウゼン男爵に献呈されています。シューマンはこの曲を「ショパンの曲の中で最も好きだ」と語っています。
バラード第1番はバラード第4番と並んで人気の高い作品です。いきなり低音がドーンと鳴り響き、オクターブで謎めいた旋律を奏でます。この大変印象的な第1主題でこの曲の虜になってしまう人も多いと思います。曲はショパンの粋なピアニズムがふんだんに盛り込まれています。
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