ジャン=フィリップ・ラモーは、バッハやヘンデルと同時代に活躍したフランス・バロック期の作曲家。「タンブーラン」は「クラブサン曲集」の第12曲。ラモーの作品の中で最も有名な曲です。
クラヴサンというのはイタリア語でいうチェンバロのことです。イギリス名ではハープシコード、フランスではクラヴサンとその呼び名が変わります。
「タンブーラン」はフランスのプロヴァンスが起源の太鼓の名称、または民族楽器タンブーランに由来するもので、太鼓の音を模倣した生き生きした2拍子の舞曲です。
この曲は太鼓の躍動的なリズムが生命力を鼓舞してくるような、ロンド形式で旋律につけられた細かい装飾音が印象的な作品です。
ラモー:タンブーラン(チェンバロ)
ラモー:タンブーラン(ピアノ)
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