摂食障害


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摂食障害の治療


  治療の基本は、摂食障害を起こさせた心に潜む問題を取り除くことが大切です。それには精神科医や心療内科医などの専門家の力が必要です。

 特に拒食症の人の場合は自分が病気だとは認めたがらないので、病院に行かせるだけでも難しいことが多いため、家族や友人の温かい協力で、本人の言いたいことをじっくり聞いて、軽い気持ちで病院に行けるようにするのがよいでしょう。


治療を始める前に
 まず始めに、患者がどうして治療が必要なのかをよく理解することが大切です。まず神経性食思不振症や過食症についての正しい知識を得ます。

 低体重や過食を続けることで、健康上の問題だけでなく、学業や生活上のこと、対人関係など、さまざまな犠牲が払われていますので、この病気を治すことが、有益なものになることを理解します。


治療の目標と確認
 治療の目標はまず、適切な食事のパターンを考えて、体重を回復させることです。自分自身で適切に食事が出来るように学んで行きます。このためには、一日の食事や行動予定を立て、目標を設定し、どれくらい実行できたかを確認していきます。


入院が必要な場合
 治療の多くは通院という形で行われます。痩せが進むと、いくら食べようと思っても、身体が食べ物を受けつけなくなる段階があります。加えて体重が著しく減少し、生命的に危険な状況になれば入院して、点滴、液体栄養剤などで体重を増やすことが必要になります。

 また、過食や嘔吐を繰り返すことで、血液中のカリウム値が異常に低くなると、不整脈などで突然死を来す恐れがありますので、入院して内科的な治療が必要になることもあります。

 また、家族から離れて治療することが望ましいときや、あるいは過食への衝動が強くて、食べ物の管理が出来ないとき、抑うつ気分が強く自傷行為が抑えられないときなども、入院治療が役に立つことがあります。


再発の予防
 摂食障害には何らかの心理的な理由があります。たとえば、目標としていたことが実現できなかったり、友人や異性との関係がうまくいかなかったりと、さまざまなつまずきが自己評価の低下に結びつき、過食という形でその苦しさを表現したり発散したりしていることがあります。

 このような心の問題に気づき、それを異常な食行動に結びつけずに、適切に解決する方法を学びます。このことが、病気の再発を予防し、ひいてはよりゆとりのある新しい生き方にもつながって行きます。


治療は焦らず、あきらめず
 摂食障害は年単位でゆっくり回復していく場合が多く、回復していく過程でも一時的に悪くなるなど、揺れ戻しがあるものです。そんなときには決して自暴自棄になったり、あきらめたりせずに、治療者を信頼し、家族に協力してもらいながら、病気に立ち向かうことは回復の近道です。







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