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ランゲ:花の歌 ランゲは1830年ドイツの生まれの作曲家です。日本では「花の歌」によってよく知られていますが、400曲にも及ぶそのピアノ用作品は、いずれもサロン音楽風の小品ばかりで、優雅で心地よい旋律が特徴です。技術的にもそれほど高度ではないため、初心者のピアノ練習曲として彼の作品はよく取り上げられています。 エルメンライヒ:紡ぎうた ピアノを習っている人なら子供から大人まで、一度は弾いてみたい、と思わせる魅力を備えた作品です。糸紡ぎ機のリズムがはじめから終わりまで鳴っている、とてもリズミカルな曲です。 作曲者のエルメンライヒは、ドイツの宮廷劇場の俳優だったようですが詳しいことはわかっていません。この一曲が世に伝えられているだけのようです。 エステン:アルプスの夕映え テオドール・エステン(1813〜1870、オースティンと表記されることもあります)はドイツのピアノ教師で作曲家です。サロンの集いで愛されたピアノ小品や歌曲などを数多く作曲しました。今日では「アルプスの夕映え」や「人形の夢と目覚め」などが有名です。 ブルグミュラー:貴婦人の乗馬 ピアノを習ったことのある方なら「ブルグミュラー25の練習曲」というのはお馴染みの曲集です。それぞれに題名がついていて大変すばらしい作品ばかりです。「貴婦人の乗馬」はこの練習曲集の25番目の曲ですが、貴婦人が危なっかしく乗馬している様子を表現しています。充分芸術作品となりうる内容のある曲集です。 J.S.バッハ:メヌエット ト長調 この曲は、バッハの「アンナ・マグダレーナのための音楽帳」の中に入っている作品です。「アンナ・マグダレーナのための音楽帳」は息子たちと家庭で楽しんでいた音楽を綴った音楽帳だと考えられています。 秋の青空のように爽やかな響きは、いつまで弾いても飽きることがありません。初めてピアノを弾く方にはもってこいの名曲です。 エステン:人形の夢と目覚め たいていのピアノを学ぶ人達が知っている曲です。エステン(オースティンと表記されることもあります)はドイツのピアノ教師で作曲家です。サロンの集いで愛されたピアノ小品や歌曲などを数多く作曲しました。今日では「アルプスの夕映え」や「人形の夢と目覚め」などが有名です。 ブルグミュラー:トルコ風ロンド ブルグミュラーは25の練習曲や、18の練習曲、12の練習曲がよく知られていますが、これは練習曲ではなく、「ばらのコルベイユ 4つの華麗で易しい小品」の3曲目に入っている曲で、とても人気のある曲です。右手は速いパッセージが続くのですが、左手は和音がほとんどなので弾きやすい曲です。 ストリーボッグ:すみれ ルイ・ストリーボッグはベルギーのピアニスト・ピアノ教師です。初心者、初級者向けの作品を中心に1000曲以上のピアノ小品を残しています。 このすみれはストリーボッグの作品の中でも発表会でよく弾かれる曲で、可愛らしい感じのワルツです。 パッヘルベル:カノン パッヘルベルのカノンは、ドイツの作曲家、パッヘルベルが作曲したカノンです。パッヘルベルの作品のなかで最も有名な、そして一般に知られている唯一の作品です。1680年ごろ作曲された「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグニ長調」の第1曲です。さまざまな楽器に編曲されているクラシック音楽の入門の名曲です。 ベートーヴェン:エリーゼのために 演奏時間は3分ほどの短いピアノ小品ですが、あまりにも有名なこの曲は、ピアノを習ったことがない人にもよく知られている作品です。ベートーヴェンが愛する女性に捧げたと言われている曲ですが、「エリーゼ」が誰を指すのかはまだよくわかっていません。この曲を知ってピアノを学び始めたという人も多いことでしょう。 |
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