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合唱・コーラスあれこれ 第九を歌おう

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第九の初演物語(世界初演) 

 ベートーヴェンの「第九交響曲」の初演はベートーヴェン54才の1824年5月7日にウィーンで行われた。リハーサルは2回しか行われなかったけれども(ベートーヴェンがそれに抗議すると、これで十分です、という答えが返ってきた)これは例を見ないほど大成功であった。\

 ソプラノは18才のヘンリエッテ・ゾンタークが歌い、アルトのソロは21才のカロリーネ・ウンガーが歌った。当時もっとも魅力のある声をもった2人によってこの偉大なる作品は産湯をつかうことになった。

 街角に貼り出されたポスターにはこう書いてあった。「イグナツ・シュパンツィヒ氏がオーケストラを指揮し、演奏の総指揮はミヒャエル・ウムラウフ氏が行う、ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン氏はそれに参与する」

 しかし実際には、耳の聞こえないベートーヴェンが燕尾服に黒い絹の半ズボンと黒いストッキングでオーケストラの前に立ってタクトを振ると、その後ろに立っているウムラウフが実際の指揮をし、出演者のすべての目はそのほうに向けられていたのである。

 最後のニ長調の和音は消えるやいなや、いまだかって聞かれたことのないような拍手と歓呼の嵐がまきおこり、歌手とオーケストラも進んでその中に加わった。会場を満たしている歓声に気づいていないのはベートーヴェンだけであった。彼には何もきこえなかったのである。

その時カロリーネ・ウンガーが歩み寄って、その熱狂ぶりを目で見ることが出来るように、後ろを向かせた。ベートーヴェンはしばらく歓呼する聴衆を見ていたが、それから深く頭を下げて挨拶をし、壇上を去った。

 この音楽会は彼に450グルデンをもたらした。今日に換算すると300マルク(※23000円)であった。
         (バーナード・グリューン著「鍵穴から見た大音楽家」より



混声合唱 ベートーヴェン 交響曲第9番第4楽章










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