プロのヴォーカリストになるためのテクニックやトレーニングについて解説しています。

高音域を広げるトレーニング

診察を受ける子ども

ハイトーン・ボイスがJ-POPでも主流です。カラオケでも若い人たちの歌は、かなりハイトーンの声域が求められるようになっています。

 

オリジナルのキーで歌うことは、特に声帯を絞るように高い声を出そうとすると、声帯は必ず損傷を起こし、最悪の場合ポリープや結節を発症してしまいます。

 

ハイトーン・ボイスのトレーニングは次の手順で行うようにしましょう。

 

・まず、地声で、鼻から頭部の上に声を響かせるようにイメージして声を出します。

 

・顔の筋肉をすべて伸ばすイメージで目、鼻、口を大きく開けます。

 

・徐々に音程を上げていきます。

 

・さらに音程を上げていくと裏声になります。

 

・高音域になればなるほど、あごを上げずに腕を上げ、頭上に声が響くイメージを持ちます。


ミックスボイス

トレーニングを続けていくと、裏声が出る音程が低くなります。低音で裏声が出せるようになると、ミックスボイスという地声と裏声をミックスした声を出せるようになります。

 

すると、地声と裏声の境目がなくなり、裏声でも声量のある発声ができるようになります。それには低い音程の裏声を出すように練習が欠かせません。