プロのヴォーカリストになるためのテクニックやトレーニングについて解説しています。

歌うときの表情や動作

診察を受ける子ども

ステージに上がった時は、顔や姿勢は声に影響が出ないように力を抜き、硬くこわばらせないようにします。心が顔の表情や動作に現われるのです。

 

振り付けは、伝えたいという思いから出た表情が顔だけではなく体に及んだとき、自然と出てきますので、これを洗練させていくようにします。

 

これは声が出せない場所でも身に着けていくことができます。言葉の発音そのものはあまり気にしないで、毎日、一定のトレーニング量をこなしていってください。

 

やがて、声を出すのに必要なトータルな体の動きが感じられるようになると、これまでの言葉のニュアンスもわかってくるようになってきます。

 

たとえば、最初は息や声を出したあと、体の横腹をふくらませて息を深く入れるような習慣をつけるといいでしょう。実際に声をだすよりも、このような使い方で体が動くようにするためのトレーニングが大切なのです。

 

呼吸法は体で覚えるしかないので、あまり細かいことにはこだわらず、ともかく毎日続けることが大切です。身についてくるにつれ、その感覚がわかるようになってきます。