プロのヴォーカリストになるためのテクニックやトレーニングについて解説しています。

プロミナンスと間(ま)をつかむ

診察を受ける子ども

言葉を協調することをプロミナンスといいます。強弱をつけることで、言葉が際立ってきます。相手によりインパクトを与えて伝える方法の一つです。

 

そして、それをもっと効果的にするためには間(ま)のとりたかたが大切になってきます。

 

これについては、頭の中で計算するのではなく、体のリズムである呼吸と言葉が一致すると、自然と表現の中に強調や間を作り出すことができます。

 

たとえば詩を読むときに思いきり体を使い息を吐いてやると、大きなフレーズの中に言葉がはまってきます。時に息が足りなくなることがあっても、そこまでの言葉は、伊吹を得て動き出すはずです。

 

ですから、詩をたくさん大きな声で朗読しましょう。そこで言葉のメリハリや流れを感じましょう。役者さんやアナウンサーのトレーニングを使うのもいいでしょう。

 

ポップスなら、ビートにのって英語を読むことをお勧めします。英語の持つ強いアクセントは4ビートの基本だからです。
ヴォーカリストにも、体、つまり呼吸からとっている間があります。間というのは息継ぎのブレスのところだけではありません。

 

歌の言葉を際立たせるために、あらゆるところに出てきます。歌によってはリズムや音感によっても動きます。これらをトータルに捉えていくことです。