プロのヴォーカリストになるためのテクニックやトレーニングについて解説しています。

お腹から声を出す

診察を受ける子ども

ヴォイス・トレーニングの基本は深い声をだせるようにすることです。

 

それには、ふだん出している「のど声」をお腹からでるようにトレーニングをします。リラックスして声がお腹からしっかりでる状態を作って初めて、深い息を十分に使える声として磨いていくことができるようになります。

 

このお腹から声がでるようにするには、息を「吐く」トレーニングを重ねることで体と息の結びつきがわかってきます。

 

例えば、赤ちゃんの泣き声というのはよく響きます。試しに寝ころんで思い切り声を出してみましょう。お腹から息や声が動いてくる感じがつかめると思います。

 

子どもの声も遠いところまでよく聞こえます。人は大人になるにつれ大きく響く声をだすということが少なくなっていますが、トレーニングによって自然で大きく響く声を回復させることができます。

 

プロのヴォーカリストはステージで、目の前の何万人もの観衆を熱狂させるパワーが必要です。そのためには声に勢いが満ち溢れていなければなりません。それには声に対する自分の意識を変えることも必要です。