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ベートーヴェン |
Ludwig van Beethoven(1770-
1827) |
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1770年12月17日ドイツのボンで生まれる。クラシック音楽史上最も偉大な作曲家と言われています。20歳代後半ごろより難聴になり26歳の頃には殆ど聴力を失ってしまいます。その激しい絶望と孤独から遺書(ハイリゲンシュタットの遺書)を記し自殺を考えますが、音楽の道に精進する以外に生きることのできなかったベートーヴェンは、新しい芸術の道へと進み歴史に残る名作を残しています。
ベートーヴェンの父は宮廷歌手でしたが、無類の酒好きだったため、生活は困窮、一家の精神的な支えは母のマリア・マグダレーナでした。気難しかったとされるベートーヴェンの性格は、このような家庭環境が大きく反映されているという説もあります。4歳頃より厳しい音楽の教育を受けることとなり、8歳頃にはケルンでの演奏会に出演しています。
その後はモーツァルトやハイドンに教えを受け、才能はますます開花、名作が次々に作られていきます。耳の病がしだいに深刻化していくなか、経済的な困窮、弟の死亡、ベートーヴェンが実子として引き取った甥っ子の自殺未遂と、次々にその身に降りかかる不幸がありますが、それを乗り越えて、交響曲第5番「運命」、交響曲第6番「田園」、交響曲第9番といった大作を作り続けました。1827年56歳で死去。「友よ 喝采を。喜劇は終った」という最期の言葉が有名です。
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交響曲第3番変ホ長調
作品55「英雄」 |
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ベートーヴェン34歳の1804年に完成されました。「エロイカ」とも呼ばれます。ベートーヴェンの最も重要な作品の一つで、その斬新さ、密度の濃さは交響曲の歴史に革命を起こしたともいえる作品です。 |
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交響曲第5番ハ短調
作品67「運命」 |
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有名さ、演奏される回数の多さ、人気において、すべての交響曲の中でもこれに勝るものはありません。日本では「運命」という名称で親しまれていますが、日本以外ではこの名称はあまり使われてはいないようです。
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交響曲第6番ヘ長調
作品68「田園」 |
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「田園」ベートーヴェンがこよなく愛していたウィーン郊外のハイリゲンシュタットの田園風景を描写した「表題音楽」です。特に第2楽章はゆったりと流れる小川のほとりで、身も心も癒されるような時が過ぎていくのを感じます。 |
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交響曲第9番ニ短調
作品125「合唱付」 |
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まぎれもなくベートーヴェンの最高傑作の一つです。オーケストラと合唱という大規模な編成に1時間を超える演奏時間ですが、年末になると日本全国のいたるところで演奏されます。一年の締めくくりに聴いて感動する「歓喜の歌」です。
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ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73「皇帝」 |
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「皇帝」という名前は出版社がつけたものですが、その名のとおり気高く壮麗な協奏曲です。演奏会で取り上げられる頻度から言っても、ピアノ協奏曲の王者ともいえる作品です。
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ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品61 |
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メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ブラームスのヴァイオリン協奏曲とあわせて四大ヴァイオリン協奏曲といわれています。気品とロマンチシズムをあわせ持つスケールの大きな作品です。 |
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ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2「月光」 |
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そのポピュラーな旋律によって広く親しまれている作品です。「月光」という表題は詩人レルシュタープが「ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」とコメントしたことに由来しています。
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ヴァイオリンソナタ第5番ヘ長調 作品24「スプリング」 |
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ベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」と並んで特に人気のある曲です。曲全体が明るく希望に満ちた曲想で描かれており、春の情景が目に浮かぶような親しみやすい名曲です。 |
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ロマンス 第2番へ長調 作品50 |
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ヴァイオリンと管弦楽のための作品。穏やかでやさしい旋律に心洗われるヴァイオリンの名曲です。その旋律の美しさによってさまざまに編曲されています。
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エリーゼのために |
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演奏時間は3分ほどの短いピアノ小品ですが、あまりにも有名なこの曲は、ピアノを習ったことがある方ならば、必ずと言って良いほど弾いた経験があると思います。
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