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クラシック音楽を楽しむ
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クラシック音楽のここが好き |
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クラシック音楽を好きになったきっかけはと聞かれて、「音楽の授業で聴いて好きになった」という、クラシックとの出会いが小学校の音楽室という人は多いようです。私も、やはり小学校で初めて聞いたクラシックの曲、イヴァノヴィッチ作曲「ドナウ川のさざなみ」という曲をきっかけにクラシック音楽が好きになり、中学校に入ってからは、小遣いや、アルバイトをして通信販売のレコードを買いあさりました。
もうかなり沢山の曲を聴いたあとだったと思いますが、難解といわれるブラームスの交響曲第1番を聴きました。最終楽章のメロディがどうやらいいなと感じただけで、それ以外は何度聴いても退屈でした。しかし、今ではブラームスの交響曲第1番は、私のもっとも好きな曲の一つで、中学時代に退屈した第一楽章はいまでは、大変感激する楽章になっています。
音楽の素晴らしさがわかる、わからないということは、人間はたえず成長していますので、前に好きだった曲が嫌いになったり、また嫌いだった曲が好きになるということは往々にしてあります。音楽の良さはその人の教養、または環境によって変化しますし、その理解のほどは各国の国民性によっても非常に違ってきます。イタリア人はイタリアに向いた音楽を理解し、ドイツ人はドイツ人に向いた音楽を理解する。これはあたりまえのことなのですが、その人種、習慣、国籍を超えて、その根本にあるもの、日本人であろうと、ヨーロッパ人であろうと、ともに心を動かされるもの。これが音楽の心、音楽の良さなのです。
ポピュラー音楽などでは、同じ音楽を好きだからといってあまり続けて聴きますと、飽きてしまうことがあります。
しかしクラシックの場合は、その波が非常に少ないと思います。これはなぜかというと、クラシック音楽が、そのときの思いつきとか、流行とかを計算にいれて書かれているものでなく、本当に人間の心の奥底にある感情に訴えているからでしょう。
クラシック音楽の素晴らしさを説明するのは非常に難しいことです。人間の心にはいろいろな悩み、喜び、悲しみなどが渦巻いています。うれしいときには、その人の聴く音楽はますます輝きを増し、苦しいときには、音楽によってその苦悩はやわらぎ、そして希望が芽生えてきます。人はなぜ音楽を聴くのかというと、人間が、音楽を必要としているからだといえましょう。
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