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HOME>生演奏とCDの違い
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クラシック音楽を聴くためにはCDやDVDなどの録音物で聞く方法と、コンサートなどに行って生の演奏を聴く、このどちらかになります。
まず、CDなどの録音物ですが、ライブ演奏を収録する場合は除いて、CDなどに録音されたクラシック音楽は、レコーディングと呼ばれる作業を通じて制作されています。レコーディングでは、より良い内容に仕上げていくために、何回も演奏して録音しなおし、最後に編集して仕上げていきます(そうでないものもあるが・・・)。したがってその時の演奏者の一番良い演奏が入っているともいえます。
そのため、ポピュラーの音楽バンドなどで、CDではきっちりした演奏をしているが、コンサートに行って生の演奏を聴くと、聴くに耐えないといったことも起こりえます。クラシック曲の場合はCDの演奏と実際の演奏が明らかに違うということは少ないのですが、それでもCDで聴くほうがいいという場合が多いは確かです。
次に生演奏ですが、クラシックの演奏ではPAやマイクを使用しないのが基本ですので、歌や、楽器の生の音を直接聴くことが出来ます。生の演奏が一番良いところというと、生の演奏が進行していくハラハラ・ドキドキ感があることでしょう。演奏のミスを探すという人もいますが、次にどんな演奏が聴けるだろうという期待感と、一瞬にして消えていく刹那的な音にハラハラ・ドキドキするのです。
加えて、生の演奏の魅力はその場の臨場感にあります。クラシックコンサートでは出来るだけ静かにして聴くのがエチケットなので、臨場感はあまり感じないかもしれないが、ポピュラーのコンサートなどでは、会場を包む一体感や興奮はその場にいないと絶対に味わえないところです。
また演奏だけでなく、コンサートの前売りチケットを買って、その日を楽しみにして待っている。そして当日、コンサートが始まる前にプログラムなどを見ながら演奏が始まるのを待つ・・・どれもコンサートの大きな楽しみの一つでしょう。
マニアが語る、最上のレコーディング技術で録音をしたCDを、「最高のオーディオ装置」で聴くと、生の演奏以上の迫力と感動をもたらすかもしれませんが、どんなにいいオーディオ装置にも、録音されたCDにも、これから起きるであろう、何かわからないハラハラ・ドキドキ感はない。
但し、CDには記録物としての価値は高い。刹那的に消えていく生の演奏は、心に深く刻まれる代わりに、CDのように、はるか昔に亡くなっている巨匠の演奏は聴くすべも無い。しかし、生演奏の方が絶対いい!。これは万人が認めるところでしょう。
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