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チャイコフスキー |
Peter Ilyich
Tchaikovsky(1841- 1904) |
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ロシアの作曲家。1840年鉱山技師の子として生れる。ペテルブルクの法律学校で学び、卒業後は法務省に勤務したが1863年辞職してペテルブルク音楽院に入学、卒業後はモスクワ音楽院教授に就任。その後スイス、イタリア、フランスなどで活動。77年から13年間はロシアの富豪の未亡人フォン・メック夫人の経済的援助を得て作曲に専心し、78年にモスクワ音楽院教授を辞任した。93年交響曲第6番「悲愴」を作曲、初演が大失敗に終わり、失意の中、生水を飲んだことが原因でコレラにかかり1893年、53歳で生涯を終えた。
チャイコフスキーの音楽の特徴は、何といっても叙情的でメランコリックな美しい旋律です。そのためクラシック入門のコンサートなどではとり上げられることが大変多い作曲家です。作品は多岐にわたっていますが、絢爛豪華なオーケストレーションで人気の交響曲。三つのバレエ音楽と協奏曲はチャイコフスキーの中でもとくに名作です。
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交響曲 第6番ロ短調 「悲愴」 |
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チャイコフスキーの6曲の交響曲(7曲と数えることもある)の中でも一番人気の交響曲です。「悲愴」という標題はチャイコフスキー自身が付けたと言われています。暗い情感を交響曲の中に盛り込んでいる画期的な作品です。 |
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ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 |
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曲の出だしは、誰もが一度は耳にしたことがあるフレーズです。ピアノ曲というより、クラシックの代名詞といってもいいほどの有名曲です。最も多くのピアニストが演奏する曲の一つです。
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ヴァイオリン協奏曲ニ長調 |
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すべてのヴァイオリン協奏曲の中でも特に人気の高い曲です。人気の点では、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調と双璧です。2007世界フィギュアスケートの高橋選手が初日のSPで使っていました。
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バレエ音楽「白鳥の湖」より「情景」 |
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「眠れる森の美女」、「くるみ割り人形」と共に3大バレエと言われています。「白鳥の湖」で最も有名な曲は「情景」です。ハープの伴奏に乗ってオーボエが哀愁を帯びた旋律を奏でる第2幕「月光に照る湖のほとり」の前奏曲です。
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バレエ音楽「くるみ割り人形」より花のワルツ |
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始まりのシーンが「クリスマスの夜」ということもあって、クリスマスのシーズンに上演されることが多いようです。中でも「花のワルツ」は全曲中もっとも華やかで有名な曲です。こんぺい糖の精の侍女24名が華麗に踊ります。
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弦楽セレナーデ |
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第1楽章の序章のメロディは、N響アワーのテーマ曲や、(株)スタッフサービスのテレビCMに使用されたことでも有名です。チャイコフスキーらしい叙情的で流麗かつメランコリックな旋律が印象的な名曲です。
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序曲「1812年」 |
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1812年のナポレオンのロシア遠征の様子を描写している曲です。その象徴としてフランス国歌ラ・マルセイエーズの主題が登場したり、クライマックスでは教会の鐘の音や大砲の音が勝利を祝って響き渡ります。
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スラブ行進曲 |
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ロシアとセルビアの戦争で負傷したセルビア将兵への慈善音楽会のためにチャイコフスキーが作曲した曲です。スラヴ風のメロディが次々と登場するエキゾティックな魅力と迫力満点なオーケストレーションで、大変人気の高い曲です。
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